ICL手術

ICL手術

ICL手術について

経堂あそう眼科ではICL手術(眼内コンタクトレンズ)を行っております。角膜を削らずに近視を矯正する手術で専用のコンタクトレンズを眼内に挿入します。眼鏡やコンタクトレンズ以外に近視を矯正する新たな方法です。乱視を矯正するレンズもございますので、乱視が多くて不安な方も、施術することができます。

  • 手術時間は片眼で約5分程度です。手術は全例院長が執刀します。
  • 初診時の説明から手術まで一貫して院長が行うことで安心して手術を受けることが可能です。
  • 点眼麻酔・前房内麻酔・笑気麻酔を使用し、手術中の痛みや恐怖感を可能な限り除去して行います。

手術に恐怖感や心配が強い方には、不安や緊張を和らげる笑気麻酔を無償でご案内致します。

ICL挿入図

メーカーの案内も参考にしてください。

眼内コンタクトレンズのICL
ビズスタ東京

ICLのメリット

  • シャープであざやかな見え方が期待されます
  • ドライアイの原因になりにくい術式です
  • 良好な夜間の見え方が期待されます
  • 生体適合性の高い素材のレンズを目の中に入れます
  • コンタクトレンズのようなレンズ紛失の心配はございません
  • 入院不要の治療で、翌日には快適な視力回復が期待されます

経堂あそう眼科のICL手術の特徴

  • 当院で挿入するICLは国内で唯一、薬事承認・厚生労働省からの認可を受けたSTAAR Surgical社製の「アイシーエル KS-AquaPORT®」を採用しております。
  • 低矯正の近視・遠視・老視矯正など、認可レンズの規格を超えるレンズは個人輸入が必要となり、手術までの期間や料金が変わります。
  • 手術は全例院長が執刀します。院長は2017年にSTAAR Surgical社のICLの認可を受けており、豊富な内眼手術の経歴を持ちます。
  • 手術に恐怖感や心配が強い方には、不安や緊張を和らげる笑気麻酔を無償でご案内致します。
眼球と地球イラスト

手術の流れ

  1. 手術日決定

    患者様が手術を希望されましたら、まず検査日の調整を行います。検査日は2回必要で、2回目の検査時には調節麻痺薬というピントを合わせる力を取る点眼を使いますので、検査後2日間はピントが合いづらくなります。その際に術前術後の注意点の説明を行います。

  2. 術前検査、手術日決定

    手術で必要な眼科検査(2回)、採血を行い、乱視矯正の有無や、国内の認可範囲のレンズかどうかを判断し、手術費を決定します。同時に手術日も決定します。選択されるレンズで納期が変わります。最短で1週間で納入されるレンズもありますが、2か月程度かかるレンズもございます。

  3. 手術

    日帰りにて手術を行います。予約時間にお越しいただき、手術をさせていただきます。手術終了後は眼帯はせず専用のメガネでご帰宅いただきます。術後は翌日、1週間後、1か月後、3か月後、6か月後の診察を推奨いたします。

    【画像】手術

合併症・リスク

  1. 術後のまぶしさ・充血、結膜下出血
    術後炎症のため術後1~2週間程度、まぶしさや充血が生じます。また、創口を作成する際に結膜下に出血が生じることがあります。いずれも点眼で症状の安定化、消失が見込まれます。
  2. ハロー・グレア
    ライトなどの、光の周囲にぼやけた輪が見える現象(ハロー)や、まぶしく感じるほど光がギラギラとにじむ現象(グレア)が生じることがあります。症状の程度には個人差がありますが、しばらくすると気にならなくことが多いですが、残存するリスクもございます。
  3. 眼内炎
    非常にまれな合併症(0.02%程度)ですが、創口から細菌が混入し、眼内で増殖し非常に強い炎症・視力低下を生じます。早期に洗浄を行い場合によってはICLを抜去します。
  4. レンズ不適合、眼圧上昇
    レンズのサイズが、ご自身の目のサイズに合わないと、近視や乱視の矯正が不十分で術後の視力が上がらないことがあります。また、一過性に眼圧が上昇することもあり、薬物治療が必要となります。術後経過の中で自然軽快しない場合は、レンズの位置を修正したり、入れ替える必要が生じることがあります。
  5. 老視
    40歳頃から加齢に伴う調節力の衰えにより「手元が見にくい」と言った老眼の症状が出始めます。老眼は遠近のピントを合わせる能力が衰える症状です。眼内コンタクトレンズ治療は近視や乱視など屈折の矯正を行いますが、老眼の治療ではありません。老眼により手元が見にくい場合は近用眼鏡(老眼鏡)等を適宜使用して下さい。

費用

適応検査 5,000円(税込)
手術費用 ホールICL<技術代、レンズ、術後半年間の診察・検査費用、薬剤費を含みます>
乱視なし
片眼 325,000円(税込)
両眼 650,000円(税込)
乱視あり
片眼 335,000円(税込)
両眼 670,000円(税込)

遠視用ICL、-3D未満の近視用ICL、高度乱視は個人輸入となりますので追加費用が片眼で35,000円かかります。予めご了承ください。

注意点

  • ICL手術は自費診療です。各種公的医療保険は適応されません。
  • 両眼手術の場合は、左右同時手術となります。
  • 術後3日間は洗顔・洗髪を禁止しております。特に術後1週間以内は眼を強くこすらないようお気を付けください。
  • 早期に日常生活を送ることができますが、いくつか注意事項もありますので担当医師にご確認ください。
  • 当院の使用するICLは国内承認されたスターサージカル(STAARSurgical )社のホールICL(EVO+およびEVO)を使用します。規格外・もしくは遠近両用のレンズの場合、個人輸入レンズをご案内いたします。

ICL手術Q&A

手術後どのくらいで見えますか?
手術当日はぼやけますが、翌日の朝には視力が出ていることがほとんどです。1週間~1か月で視力が安定していきます。
ICL術後に入浴は可能ですか?
経堂あそう眼科では術後2日間はご自身での洗髪・洗顔は禁止しております。ただし首から下の部分のシャワーは短時間の入浴は大丈夫です。
術後合併症に何が考えられますか?
短期的には目の中に菌が入り込んで炎症を起こす術後眼内炎に気を付ける必要があります。6000人に1人の割合で起こりうるとされていますが、致命傷になりうるので注意が必要です。長期的には眼圧変化、白内障の有無、角膜内皮の変化・レンズのずれなどが挙げられます。
遠視は治りますか?
経堂あそう眼科では遠視ICLも施行しております。認可レンズであるスター社のICLですが個人輸入となりますので、別途輸入手続き費用を事前に頂きます。(片眼3万5千円)
老視は治りますか?
スター社のICLには老視矯正効果はございません。
術後にカラーコンタクトをしたいのですが可能ですか?
経堂あそう眼科では術後1か月後から装用可能としております。
レンズの入れ替えの原因は?
当院で多いのは、術後低矯正と乱視矯正不足です。弱めの度数を希望された患者さんが術後に度数アップを希望するケース、乱視が強い方が術後に追加の乱視矯正が必要になるケースです。スター社のICLはコラマーレンズという非常に柔らかい素材でできているため小さな切開創で眼に負担が少なく入れ替えが可能です。
術後の保証について教えてください。
屈折矯正学会のガイドライン第8版にも記載がある通り経堂あそう眼科は術後6か月間を保証期間としています。この期間であればレンズの入れ替えに関するレンズ代は保証されます。(患者希望で入れ替えの場合は手術代1万円がかかります)また乱視の度数ずれも眼内でレンズを回す手術は無料です。その後のフォローも当院で行えます。