経堂あそう眼科で施行可能な多焦点レンズを用いた白内障手術に、HOYA社「Vivinex Gemetric(ビビネックス ジェメトリック)🄬」という三焦点眼内レンズですが、2025年4月からはより近方の見え方の質を上げた「Vivinex Gemetric Plus(ビビネックス ジェメトリックプラス)🄬」を取り扱います。これにより片目ずつ2種の異なるレンズを左右で遠方から近方まで(メーカー公表では38cmあたり)までの高い結像を可能となります。この「Pairing(ペアリング)」という左右の結像性能をずらす方法は当院ではMiniWELLのFusion systemで多数手術歴があり、とても期待ができると考えております。
ポイントをまとめますと
1.手元40cmの見え方の質を上げたい場合はペアリングを推奨
2.中間1m前後の視力を重視する場合は両眼ジェメトリック
3.40cmより手前が見えやすくなるわけではない(注意点)
4.光学部の中心3.2 mm径内に回折ゾーンを持ち、遠方の視力を維持しつつハロー・グレアの低減を期待するデザイン
となります。院長は2018年にHOYA社の眼内レンズ工場を見学し、レンズを作成する大変さや、現場で丁寧に仕事をする姿に感銘をうけました。そのような経緯もあり、製品精度にはとても信頼をおいているメーカー・レンズです。当院でも選定療養を用いた多焦点レンズを用いた白内障手術が可能です。多焦点レンズを挿入する際の選択肢にしていただければ幸いです。詳しくは当院までお問い合わせください。
経堂あそう眼科 院長 朝生 浩
東京都世田谷区経堂1-22-18 TEL 03-6432-6555

